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空き家が引き起こす問題

空き家を適正に管理せず放置しておくと、想像以上に劣化が進み、さまざまな問題を引き起こす原因となり、近隣住民に迷惑をかけるだけでなく損害賠償が生じる可能性もあります。

日本各地で増え続ける空き家

徳島県内の空き家の現状

 住宅・土地統計調査(平成30(2018)年調査)によると、徳島県の総住宅数は約38万700戸で、そのうち「利用予定のない空き家」は約3万9千300戸で、5年前(平成25(2013)年)に比べ約3千300戸増加しています。また、総住宅数に占める「利用予定のない空き家」の割合(空き家率)は10.3%で,全国の空き家率5.6%を上回っています。
 徳島県では、人口減少や高齢化等を背景として、空き家の戸数は今後、更に増加していくことが予想されます。

徳島県ホームページ|空き家等の適正管理について」より引用

空き家の放置はさまざまな問題につながる

 放置された空き家は予想以上のスピードで老朽化が進み、建物の価値が下がるだけでなく近隣住民にも多大な迷惑となる場合があります。建物所有者にとっても地域住民にとっても空き家の放置は大きな問題になるので適正に空き家を管理する必要があります。

■倒壊や破損による被害

 老朽化が進んだ建物は屋根瓦がずり落ちる、外壁が剥がれる、塀が倒れる、建物全体が傾くなどの危険性があり、近隣住民や歩行者に意図せず危害を加えてしまう可能性があります。特に台風や地震といった自然災害が発生した際にはその危険性は高まります。倒壊した建物や風に飛ばされた住宅の一部などは緊急時には避難の妨げとなり、地域の安全性を著しく低下させます。

■動物や害虫の増加

 放置された空き家は設備の破損やごみの放置により衛生環境が悪化し、ハエや蚊、ゴキブリといった害虫が増加するだけでなく、ネズミや猫、犬などの動物も好んで棲みつき繁殖する可能性が考えられ、騒音や悪臭の原因となります。野生動物や害虫の増加は建物自体に悪影響を及ぼすだけでなく、近隣住民の安全な生活にも支障をきたす場合があります。

■近隣住民の生活環境破壊

 老朽化した空き家の割れた窓ガラスや崩れたり落書きされた外壁、手入れされていない庭の草花などは景観を害い、近隣住民の生活環境を破壊します。また空き家は不法投棄の場所としても狙われやすく地域の景観を損ねます。

■犯罪の温床となる

 特に施錠されていない建物の場合、誰でも簡単に出入りできる状態となります。そのまま放置し続けると不法侵入者が現れるなど、犯罪の温床となる可能性があり、近隣住民にも不安を与えてしまいます。

責任は所有者にあります

 建物の倒壊や破損、落下物により歩行者や近隣の建物などに何らかの被害が及んだ場合、責任の所在はその建物の所有者にあり、損害賠償などの管理責任が問われます。(民法第717条)  空き家は所有者の財産です。次のことを心がけ適切に維持管理を行なってください。

●定期的に訪問や点検を行い、老朽化している箇所は修繕を行う
●玄関や敷地まわりの掃除、建物の通気・換気を行う
●ポストの整理や庭の草木の手入れを行う
●不審者の侵入を防ぐため玄関だけでなく窓もしっかり施錠する

 また、近隣住民へはあいさつをして、緊急時の連絡先を伝えておくと不測の事態にも対処できます。所有者自身での定期的な管理点検が難しい場合は管理サービスを利用したり、建物の除却(解体)も検討しましょう。

あきえ 相談窓口 あきお

TEL.088-666-3124

FAX.088-666-3126

○一般相談 午前9時~午後5時まで

○専門相談(予約制) 午後1時~午後3時まで(毎月第2・第4木曜日)

徳島県徳島市川内町平石住吉209-5
(徳島健康科学総合センター3階 徳島県住宅供給公社内)

「とくしま回帰」住宅対策総合支援センターでは、空き家に関するご相談を電話・メール・センターへのご訪問などで受け付けております。
詳しくは「こちら」をご覧ください。

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