TOP > 空き家の利活用事例 > 空き家利活用事例③【和みプラザ】
和みプラザ(地域交流スペース)
●地域社会のプラットホーム
「田舎に移住する前に地元の人とふれあう機会の場があればいいのに」、「子どもから高齢者まで幅広い世代が交流する『世代循環型』の場を作りたい」、そんな思いからレンタルスペース『和みプラザ』はオープンしました。
地域に溶け込んだ民家の『気軽にちょっと集まれるスペース』には利用希望が結構あるそうで、勉強や趣味の会、展示会、地域の方々のお茶会など、使い方は自由。
●民家を賢く活用
交流スペースとなっているのは、居間だった部分。そのままでも使えるくらいキレイだったので内装はほとんどそのままですが、様々な方が安心して集まれる空間とするために耐震補強をしています。
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交流スペース
耐震補強は、壁に『すじかい』をいれたり構造用合板を貼ったりして補強。補強した壁は全面にホワイトボードを貼って、お知らせや展示物を貼り出す掲示板として上手に活用!
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耐震補強した壁は掲示板に変身!
また、洗濯室はトイレに、お風呂場はミニキッチンとシャワールームに、それぞれ生まれ変われました。耐震改修とあわせてかかった費用は500万円ほど。町の補助金もうまく活用して改修されています。
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男女別に設けられたトイレ
●『和』と『輪』
こうして人を迎え、集う場に生まれ変わった『和みプラザ』は、初回に会員登録(有料)が必要ですが、時間制限なしの1回3,000円で借りることができます。
これまでに健康セミナ-、梅干しや味噌の手作りワークショップ、お誕生日会などのイベントが開催され、地域内外の人たちでにぎわっています。
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梅干し作りワークショップ
施設を運営する『一般社団法人 働く女性のサポートセンター Woman’s heart』の代表・安達さんは、「和みプラザに集まって活動する人々の様々な個性や能力・高い可能性を、ここを介して地域内外の垣根を越え、世代を超え、やがて個々の活動を超えて繋げていき、そこから生まれるアイデアを『和』と『輪』によってさらに広いステージで実現していきたい」と語っています。
いずれは2階も使って移住希望者向けのお試し住宅や民泊施設として提供していきたいとのことで、今後もどんどん活用が広がりそうです。
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『藍の日(7月24日)』に行われた阿波藍の展示・即売会
<物件概要>
名称 | 和みプラザ |
場所 | 名西郡石井町石井字石井266 |
用途 | 地域交流スペース |
整備・管理運営 | (一社)働く女性のサポートセンター Woman’s heart |
構造・規模 | 木造2階建て |
HP | https://www.hatarakujosei.com/nagomi |
<取材時期> 2018年6月